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ブータンリンゴプロジェクト②

2018.6.30 -[ お仕事

6月25日から29日までブータンリンゴプロジェクトにて、通訳含め4人が来日しました。
ブータンからの受入事業は今回で最後となります。
研修のため、一足先に来日していたドルゲイ君も加わり、5人での最後の受入事業となりました。

6月26日は JICA東北の辻さんとJICA青森デスクの大場さんが、プロジェクトの状況を確認するため同行しました。
 午前は弘前大学藤崎農場での視察となります。
プロジェクトでも2回ほど渡航指導に行かれた、林田先生が受け入れて下さいました。
林田先生は藤崎農場をぐるりと回り、いろいろ試験している内容等を説明してくれました。
リンゴはもちろんですが、ブータンにもあるアスパラガスの栽培等にも興味を示していました。
 午後は原田種苗にて視察研修です。会社概要を社長より説明し、園地視察へ
苗木にマルチをしている園地やフェザー苗育成園地等を見てもらいました。
中にも興味を示していたのが、リンゴ用の薬剤散布機スピードスプレイヤーとトラクターです。
どちらも、運転席に座り楽しそうに写真を撮っていました。やはり、男の人は幾つになっても乗り物は好きです。
現在ブータンでは、ほとんど無農薬栽培ですが、将来的には農薬を使う日がくるかもしれません。
いつの日かスピードスプレイヤーがブータンを走っている日が来るかもしれませんね。

プロジェクトはそろそろ大詰めを迎えようとしております。
日本からブータンへ最後の渡航指導は8月下旬ころを予定しており、着々と準備が進んでおります。
 2016年5月より行ってきたブータンプロジェクト… 

 農薬散布も実すぐりも有袋栽培も剪定も、日本にきて体験することのほとんどが、初めての事。
常に高品質の物を製造することに向上心をもつ日本の農家、技術者、指導者、研究者
こんなに素晴らしい日本の技術をすべて習得するには少し短すぎた2年半かな?
ただ、
 同じ苗木を生産する者として、リンゴ栽培を指導する者として、食品加工に携わる者として、
心の距離を縮めるには十分過ぎた2年半…
このプロジェクトに関わって下さった、たくさんの人が海を越え、山を越え、繋がることが
出来たことに感謝しております。

プロジェクトが無事終了するまで、暖かく見守って頂ければと思います。